「葉むら」の暖簾に触れて

第17回
2024.07.06

2024年7月6日は小暑でした。
小暑とは二十四節気の1つですが、すでに真夏日や猛暑日といった暑さで梅雨が明ける前から小暑どころの暑さではありません。ただ都内では夕方から激しい雷雨で多少気温が下がって日中の猛暑からは幾分解放されましたが、それにしてもこの暑さ、今年も暑さ厳しい夏となりそうです。夏バテしないようにしっかりと栄養補給をしたいものです。

さて、近年では驚くほどの生産技術の進歩と物流システムの進化で、季節に関係なく通年入手可能な野菜がたくさんありますが、それでも本来の時期に採れる旬の野菜はひと味違ったものに感じられます。
そこで今回は、葉むらでも店主オススメの「ミニオクラ」について触れてみたいと思います。

ミニオクラは業務用として使われることが多いため、一般的にはあまり流通していませんので、いくら旬の野菜だからといっても、普段私たちがミニオクラを口にすることはほとんどないでしょう。普段私たちが口にするスーパーなどで売られているオクラは7〜8cmの大きさに成長したものが一般的だからです。

ミニオクラは、通常のオクラを長さ約2~3cmないし4cmほどの未熟な状態で収穫したものです。早期に収穫するため柔らかくて、1本丸ごと揚げて食べる天ぷらにはもってこいの天ぷらダネなんです。

ミニオクラは初夏から夏にかけて多く収穫されるので、今がまさに旬で美味しいミニオクラの天ぷらを堪能することができます。ぜひ葉むらで美味しい「ミニオクラ」の天ぷらを味わってみてください。
(次回につづく‥‥‥)

(文:立)

注釈:文中で取り扱っているデータ等については、Bing AI(Chat-GPT4搭載)との対話及びネット情報、文献等からの筆者独自の分析によるものです。
参考文献:『天ぷらのサイエンス』(誠文堂新光社, 2022)