「葉むら」の暖簾にふれて

蕗の薹(ふきのとう)

第4回
2024.02.01

山菜のトップバッター「蕗の薹」(ふきのとう)をいただいてきました。春を真っ先に感じさせてくれる、ほろ苦さが魅力の天ダネです。

苞(ほう)を開いて揚げることでお花が咲いたように見た目も楽しませてくれる蕗の薹の天ぷらですが、苞を開いて揚げる理由は、単に見た目だけのためではなく、他の理由がちゃんとあります。それは苞を開かず丸ごと揚げると苦さがえぐみとなってこもってしまうという理由から、揚げる直前に何枚も重なった苞を開き、衣をつけて揚げます。道を極めた一流の天ぷら職人にしかわからないことです。 (次回につづく‥‥‥)

(文:立)

注釈:文中で取り扱っているデータ等については、Bing AI(Chat-GPT4搭載)との対話及びネット情報、文献等からの筆者独自の分析によるものです。
参考文献:『天ぷらのサイエンス』(誠文堂新光社, 2022)